証 し
| 米久保 有沙 私と神様との出会いは、幼稚園に入る前からでした。母が、クリスチャンだったので、私が歩けるようになった頃からは、もう、すでに教会に通っていました。初めて行った教会は、シンガポールにある教会で、毎週日曜のSunday schoolに通っていました。そこの牧師にchild dedication(幼児祝福式)とかもしてもらいました。幼稚園に入る頃、私は、日本に引っ越ししました。日本語がしゃべれなかったので、渋谷にある、アメリカ人が多く通っている教会に通うようになりました。実は、シンガポールで教会に通っていた事や、渋谷にある教会に通っていた事なんて、つい最近まで、忘れてました。子供の時の記憶なんて、今はあんまり残ってなくって、母とアルバムを見たり、話を聞いて、ぁーそういえば、通ってたっけ?というような感じでしか、記憶には残ってません。けれど、お母さんがクリスチャンで、教会に連れて行ってくれてた事には、本当に感謝しています。 小学3年生か4年生の頃は、横浜の家の駅の近くにある、みどりインターナショナル教会というところに、自主的に通ってました。その教会は人数もごくわずか、教会ってゆうような、大きな建物でもなくて、こじんまりとした教会でした。そこの牧師さんはアメリカ人で、日本語で説教する方でした。日曜日もの礼拝も、大人が少なくって、歌を歌う時は、牧師さんの娘のアンナちゃんがリードしていました。この牧師の娘のアンナちゃんっていう子は、あたしより、一つ年上で、あたしにとって、すごく大きな存在でした。ハーフで、顔がかわいくって、普通の日本語の学校に通っていて、教会に、ほぼ全員ってくらい自分のクラスの女子を教会に連れてきていました。あたしも、アンナちゃんみたいに誘いたくって、親友を二人、そこの教会に連れて行った事がありました。アンナちゃんは小学生なのに、すごく神様の事を理解してるというか、信仰が強くて、本当に憧れのお姉さんでした。 けれど小学校5年生くらいになると、アンナちゃんの友達に嫌なことを言われたのがきっかけで、教会には通わなくなっていて、母の行っている、英語の教会に時々行く、というように、教会に行く回数が減ってしまいました。神様から少しずつ離れていったせいか、少しずつ、心の中では、汚い感情の塊ってゆうのが広がっていって、人との関係は悪くなり、ドロドロとした人間関係が始まるようになりました。人の事は、傷つけてしまい、そんな自分も自分自身傷つくようになりました。それで、この、黒い塊が爆発して、精神的におかしくなってしまったのが、アメリカに来てから二年半くらいの時でした。英語はしゃべれなく、英語の教科書とかいくら読んでも理解できないところがあったり、学校からテストが返ってくると、点数は低く納得いきませんでした。努力しても、こうなんのかよ、と思い、けれど、日本語だったら、できる、なんて自信はもう殆どなくなっていました。日本語の基礎もちゃんと付いてないまま、アメリカに来て、補習校で日本語習っていても、ちゃんとした日本語なんて使えなくなっていました。日本語も英語もできないんじゃないか、と、凄く不安で、自分の気持ちを相手に伝えることや、書いて上手く表すこともできないと考えていくうちに、色々なことが溜っていき、狂ってしまい、リスカ(リストカット/手首を切る。自殺行為)をするようになりました。リスカをしても、答えはでなくて、一時的に気持ちが収まるだけで、自分の心の想いは、自分の体しか覚えられないだろう、と考えることしかできませんでした。頭も狂って、人と話す時は仮面をかぶり、本当の自分をありのままに見せることなんてできなくて、辛いから、去年の夏休みに、親にも、親友にも、友達にも、さようならをしようという決心をしていました。 そんな最後の夏だと思っていた時に、Frost Valleyのキャンプで、譲先生に出会いました。キャンプの終わり頃、譲先生の説教を始めて聞き、キャンパーはほぼ全員、クリスチャンではないのに、神様の話をするっていうのは、凄い事だな、というのが譲先生の印象でした。それで、キャンプの後、母に譲先生からメールがあり、教会に誘われました。初めて、この教会に来た時は、味噌ラーメンをみんなで作って食べよう、っていうのに釣られて来ました。それで、次の週は、礼拝は行かなかったけれど、その次の週に、修養会に行きました。修養会で、ひかりさんがリーダーになって、スモールグループでディスカッションして神様について、話したり、学んだりして、修養会から帰ってきた時には、まだ、もう少し、諦めないで、神様のくれた命を大切にしなくちゃいけないな、と思うようになりました。修養会に行った事は、大きなことでした、得たことも色々あり。イエス様のことは、信じてないって思っていたけれど、少しずつ理解していきたいって思うようになりました。 修養会の後、土曜日のバイブルスタディーには、ほぼ、毎週参加しました。1回だけ、用事があったので、行けない事がありましたが、それ以外は、日曜日の礼拝にでれなくても、土曜日のバイブルスタディーには、通うようになりました。そうしていくうちに、徐徐に徐徐にイエス様の事を救い主だと受け入れられるようになっていきました。バイブルスタディーも1年経ち、私にとって、二度目の修養会がやってきました。私は、この時、スモールグループのディスカッションで、洗礼式を受ける時のほかの人の決意とかキッカケとかの話し合いをしていて、いつ洗礼を決意するのに、大きなキッカケとかがなくても、自分が本当にイエス様が私の罪を背負って死んでくれたと理解した時から、洗礼をしてもらっていいと知りました。それで、ディスカッションは終わり、外の星を見ながら、ひかりさんに話を聞いてもらって、考えた結果、洗礼を受ける事にしました。私は、罪がある事を認め、神様の言葉をいつも聞いて、イエス様を見習って、正しく生きて生きたいです。 それと、私が、信仰を持つようになって、できるようになった事があって、それは、父方の祖母に電話できるようになったことです。アメリカに来て、辛いのに、理解してくれなかった事から、もう、祖母の事が嫌いでした。理解してよ、ってぶつかりたい時もあったけど、優しすぎるから、話にならなくて、電話がかかってきても、すぐに電話を切ったり、日本に一時帰国した時も、ほとんど話さないで、東京にいる、母方の祖母の家にすぐ帰ってしたこともありました。母方の祖母は、クリスチャンで、祖父もクリスチャンなので、打ち解けやすいところも結構あります。けど、父方の祖母の事を許さないといけないんだ、って思って、電話する事ができました。関係を修復できて、良かったです。このまま、私がくだらない事で、嫌ったまま、祖母が死んでしまったら、あたしは後悔したと思います。 私が、これから、洗礼を受けられる事を心の奥底から感謝しています。神様にまた出会えた事、アメリカにいるのに、日本人の教会に通えるっていう環境、私にこんなに素晴らしいものを与えてくれた神様の事を褒め称えます。 |
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