証  し

谷 健太
(1999年2月)

   僕が神様を信じたのは、小学校一年生の時です。信じたきっかけは、僕の不注意で交通事故に遭い、大怪我をしたことです。頭を強く打って、救急車が来るまで意識不明でした。 その時はCT検査で何ともないと言われたので、ふらふらしながらうちに帰って寝ました。次の朝突然吐き気に襲われてまた病院に駆け込みました。 もう一度検査をしてもらった結果、頭蓋骨にひびが入って中の大きな血管が切れていて、頭の中にたくさん血がたまっていることが分りました。 その血で圧迫されて脳の大きさが四分の三くらいになっていたそうです。

   右の脳は音楽を聴く、形を理解する、空間を表現したり理解したりする、人の顔を区別するなどの働きがあります。 もしかしたら僕はこういう事ができなくなる障害者になっていたかもしれません。 でも神様が僕を必要としているから僕は生かされました。それは僕が神様を知り、神様を愛し、神様を伝えられる人になるためです。 だから僕は、今こうして教会で音楽の奉仕をしたり、ユースの仲間と学んだり、こうやって証をすることができることを感謝しています。

   僕は母から「神様が助けてくださったのよ」と言うことを聞いて、神様に感謝し家族みんなで毎週教会に行き始めました。 父はこの事故の時にもクリスチャンの母が落ち着いて祈っていたり、クリスチャンの友人に電話をして祈ってもらったりしている姿を見てびっくりしたそうです。 遠くから僕のことを知らない人たちまでも駆けつけてくれた姿を見て、父は「どうして親戚でもない人たちがここまで親切にしてくれるのか」と思ったそうです。そして父は「僕もそんな人になりたい」と主ってそれまでは母の送り迎えだけだったのに、毎週教会に通うようになりました。 今ではごらんのとおり、神様第一、家庭第二になっています。

   僕はといえば、クリスチャンになってうれしいことは、心配なことがある時、つらい時に、神様に話して、心が落ち着いてから次のことに取り組めるということです。 そうでないと、僕は自分のしたことやこれまでの罪に悩まされて明るく生きていけるはずがありません。 うれしい時は、例えば、真也とけんかもせずに仲良く遊んでいる時、学校で楽しい授業を受けている時、ふとあるところで神様の助けや遭いを感じたりする時があり、その時には神様にありがとうと言います。

   最近とてもうれしかったのは、賛美チームにいれてもらったことです。 そこで加藤健治さんと親しくしてもらって、日曜日が楽しくなりました。 そして僕が料理が好きということを話していたら、「たんと」で働くチャンスをくれました。 ちょっと疲れることもあるけれど、すごくやりがいがあります。いつも皿洗いや野菜や肉を切ったりしています。加藤さんに言われたことに従って、いろいろやってるうちに、僕が今まで知らなかった技術を身につける事ができています。

   加藤さんの作るお弁当や日本人学校の給食は、加藤さんの愛がこもっています。人が見ていても見ていなくても手を抜かないで愛情を込めて作っているので感動します。いつだったか西郷先生のメッセージの中で愛のふりかけの話を聞きましたが、それを今実感しています。本当に愛をこめて作るとみんながよく知っている野菜や肉がとてもおいしいものへと変わっていきます。そのお弁当作りを僕は今手伝っています。皆さんも、よろしければお越し下さい。

   僕の働いている時間は月・火・金の3:30から7:00までと土曜日の12:00から7:00までです。ヴィザの関係でお金はもらっていませんが、僕はとても満足しています。加藤さん私をインパクトしてくれてありがとうございました。これで僕の証を終わります。

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