証  し

加藤義幸
(2003年5月18日NYJCでの受洗にむけて)

 受洗しましたが喜んでというよりはいつの間にかこうなってしまったというのが実感です。

 教会に来るようになる前に千田さんから話を聞いていた時も田上さんに無理やり連れて来られて顔を出していた頃も一般的な日本人同様の偏見を持っていたし、まあ、行かないとなんとなく気まずいかなとか気が向いたらみたいな感じで真面目に通った記憶はありません。周りの人が親切にしてくれたりするのでそういうのも良いなと思った瞬間もあったけど、種のまかれた地面のたとえ通り長続きせずクリスチャンになろうなんて思いもしませんでした。それに周りから強要されると反発してしまうのもありました。それでいつも逃げてばっかりでした。

 考えが変わってきたのは、昨年の夏からです。

 当時田上さんがいた生駒の教会で個人的にはあまり好きになれなかった牧師のピーターとジムさんと話しをする機会があって、内容は極々一般的なことで殆ど覚えてませんがクリスチャンにえらくあこがれされられたことと、お母さんが子供の頃に神父さんがお菓子をくれるからと、友達と一緒に家の裏の教会の日曜学校に行った事があるという話を聞きました。それでいわゆる世間体とか親への気兼ねが無くなり出したんだと思います。

 他には同じ失敗をしても他人には厳しいけど自分には甘いというのが書いてあるのを読みました。

 僕は犬のたろうを飼っているんですが、他の飼い主がウンチを拾わないとちゃんと拾えよと思うんですが、一方でたろうが道路でウンチをした時は拾うけど、草むらでしたら土にかえるだろうとか、栄養分になるだろうと勝手なことを言って拾ってませんでした。それでこういう自分勝手を罪と言うんだなと感じたことがありました。

 受洗してからは信じて神様にゆだねてあくせくしなくなってきたり聖書を読むのが面白いと思えるようになってきましたが、そもそもの受洗をしようと決めたのは、鈴木先生に準備をしないといけないので早めに教えてくださいねと言われて、ぐずぐずしていてもいかんかと思った、というよく訳の分からないものだし、クリスチャンとしての自覚もあまりありません。受洗したくても親兄弟や家族が反対をして、なんて話を聞いたりすると申し訳なくて穴に入りたくなってしまう頼りない者ですが、これからつまずかずにいられるようによろしくお願いします。

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